INTERVIEW
Q. Kakedasを知ったきっかけは何でしたか?
ジェイックさん(Kakedasはジェイックグループの1社)からの紹介がきっかけでした。部長職、中堅社員、若手と各層向けの人材育成研修をジェイックさんにお願いしてきましたが、講師の東宮さんからKakedasを提案いただきました。
Q. どのような課題があり、Kakedasの導入を検討されていましたか?
若手社員の育成に課題感がありました。
当社は社員60名ほどのIT企業で、独立した人事部門がなく、部長職が現場業務と兼務しながら採用や教育を分担して担当してきました。中でも新卒採用は、始めてから10年以上継続的に取り組んでいます。
その中で、社員一人ひとりの「技術力」だけでなく、「人間力」も高めていく必要性があると感じていました。一方で、新卒に限らず社員教育、人材育成に関して充分に人的リソースを割くことができていない現状がありました。
実際、若手社員の中には、部長職がプレイヤーとしての現場業務も抱えて、忙しそうにしている様子を見て、相談しづらく感じていた人もいたと思います。また、顧客先で日々働くエンジニア等もおり、そうした社員は会社に対する帰属意識が希薄になりがちなことも、課題の一つでした。
Q. Kakedasを導入することで、どのような期待がありましたか?
Kakedasを導入することで、社員が様々なことを相談できる機会が増えて、成長するきっかけを得たり、満足度が向上したりして欲しいという期待がありました。
システムエンジニアの仕事は、コンピュータと向き合う時間はもちろん多いですが、お客さまやチームメンバーと関わって一緒に動くことが多い職種です。そうした仕事なので、「自分の考えを人に伝える力」や「人との関係性を作っていく力」を磨いていくことがとても大事だと考えています。
ちょうどご提案いただいた頃、Kakedasとは関係ないところで、キャリアコンサルタントの資格を持っている方と仕事で知り合う機会がありました。その方は、ある会社の常務でしたが、ホスピタリティも高く、人間的にも尊敬できると感じる方でした。
私自身のそうした経験もあり、Kakedasの対応者は全員がキャリアコンサルタントであるということで、キャリアコンサルタントと社員が接点を持つことは、社員にとって、とても良い経験になるのではないかと考えました。
Q. 導入された感想はいかがですか?
まずは自分自身がKakedasを利用してみて、とても良かったです。
管理職という立場上、仕事していると社内ではなかなか話しづらいことも出てきます。そうした中で、自分自身の話を聞いてもらうことで、気持ちの面でスッキリしたことも良かったです。そして、それ以上に現状の問題点を整理し、「今後どうしていくか」というところまで考えられるように導いていただいた点が非常に良かったです。キャリアコンサルタントの方のスキル、上手なところだなと思いました。
自分自身がそうした感想を持ったので、若手社員にも「ぜひKakedasを利用したほうがいいよ」という話をしました。キャリアコンサルタントの方々と触れ合うことはもちろん、面談を通して自分自身の課題の言語化・整理をすることが、社員にとって良い機会になると思いました。
利用した社員の感想は、こちらからは敢えて詳しく聞いていないのですが、否定的な感想は出ていないと感じています。若手社員の中には、毎月利用している社員もいます。また、利用者からキャリアコンサルタントへのレビュー評価も、利用のたびに上昇していっています。
Q. 今後、Kakedasをどのように活用していきたいと考えていますか?
導入して約1年間になりますが、長い目で様子をみていくことが大事ではないかと思っています。同時に職場での話しやすい雰囲気作りや、継続的に社員と「対話」を重ねていく必要もあると思っています。
若い社員の中には、話すことが苦手だと感じている社員もいます。そうした社員にはキャリアコンサルタントと対話する中で、話すことに対する自信をつけていってほしいという想いもあります。お客さんに対してプレゼンをしたり話したりする力は、エンジニアの現場でも求められる力なので、自身のキャリアのためにも、ぜひ成長機会と捉えて面談を活用してほしいです。