INTERVIEW
Q. Kakedasを知ったきっかけは何でしたか?
ジェイックさん(Kakedasグループ)からの紹介がきっかけでした。創研情報では、もともとジェイックさんのリーダー層向けの研修やセミナーを利用していましたが、社員のキャリア自律に関心があり、Kakedasを紹介いただきました。
Kakedasの仕組みを聞いて、「自分に合ったキャリアコンサルタントを選んでキャリア相談できる」という点が面白いと思い、興味を持ちました。
Q. どのような課題があり、Kakedasの導入を検討されましたか?
社員に、自分自身のキャリアについて主体的に考えて欲しいという思いがありました。
当社には、シニア世代では60歳を超える社員がおり、今後の人生について考える機会を提供したいと思っていました。「会社にいる間だけが人生ではない」と社員に伝えることがあるのですが、会社から与えられた業務に取り組んできた経験が長いと、「今後どうしていきたいか?」をいきなり一人で考え計画していくことは簡単ではありません。そうした中で、Kakedasのキャリア面談は、キャリアや今後の人生について、考えるきっかけになるのではないかと思いました。
若手社員も、自身のキャリアを主体的に考える習慣を若いうちから身につけることが大事だと考えています。これまで入社5年目あたりでキャリアについて悩んでしまう社員もいたので、Kakedasのキャリア面談を利用することで、キャリアだけでなく、日々の仕事についても主体的に考え取り組むきっかけにしてほしいと思いました。
人材育成の中で、主体的な社員を育成する重要性は以前より実感しており、ジェイックさんのリーダー研修を利用していました。その中で、今後はキャリアにおいても自律的・主体的に考えることが必要だなと感じました。
メンタルケアを目的としたキャリアカウンセリングの機会も設けていたのですが、体調が悪くなってから利用に至るケースが多く、キャリアについて考える場としては上手く機能していませんでした。その中で何かしら手を打つ必要を感じていました。
Q. どのようにKakedas導入を決めましたか?
シニア層はもちろん、若手層にもキャリアについて考えてもらいたいと思っていたので、勤続5年目、10年目、15年目、20年目、25年目、30年目という形で、「勤続5年の節目にあたる社員がKakedasのキャリア面談を年に2回利用できる」形で導入しました。
もともと、勤続5年単位で表彰をする制度を作ったこともあり、勤続5年のお祝いに加えてキャリア面談も利用してもらいたいと考えています。ただ、実際に利用を始めてみて、5年毎だと、キャリアを考えるには間隔が空き過ぎる気もしているので、3年毎にして、もう少し利用頻度を高めることも検討しています。
Q.Kakedas導入の決め手は何でしたか?
キャリアコンサルタントとのマッチング機能がある点です。性格診断に基づいたマッチングに加えて、経験や年齢といった条件で絞ったり、キャリアコンサルタントのプロフィールを読んだりして、社員それぞれが自分にあったキャリアコンサルタントを選べる点が良いと思いました。
Q.導入にあたり、社員の離職につながらないかという懸念はありましたか?
主体的・自律的にキャリアを考えてほしいという考えがあるので、たとえ別の道に進むという決断になっても、それはそれで良いと思っています。やりたいことが社内でできるのであれば取り組む、取り組めないのであれば他の選択肢も視野に入れる。いずれにしても自分で考えることが大事だと考えています。
Q. Kakedasを導入した感想について、お教えいただけますか?
Kakedasの利用について、最初は一度アナウンスしただけではなかなか動かない人もいたので、直接声をかけて利用を促しました。目に見えた変化はまだ実感できていませんが、2年目となる今年は意識面での変化があってほしいという期待はあります。
Kakedasはまだ利用しはじめたばかりなので、まずは数年かけて社員に一巡することを目指したいと思います。