キャリアコーチングは、キャリアコーチとの対話を通じて、キャリアに関する価値観、今後の方向性を整理し、キャリアの選択や行動につなげていくサービスです。
終身雇用を前提とした働き方が変わり、転職や副業、独立など選択肢は広がりました。一方で、「今の仕事を続けるべきか」「自分の強みをどう活かせばよいか」といった悩みは、評価や人間関係が絡む社内では本音を話しにくく、独りで抱えたままになりがちです。
本記事では、キャリアコーチングの内容やメリット・注意点、利用が向いている人、料金相場、選び方に加え、実際に利用した方の感想を解説します。キャリアコーチングの利用を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
キャリアコーチングとは
キャリアコーチングとは、キャリアの専門家であるキャリアコーチとの対話を通じて、キャリアに関する価値観、方向性、選択肢等を整理し、キャリア選択や行動を支援するサービスです。
相談できる範囲は、転職に限りません。むしろ現職でのキャリア形成や働き方の見直し、ライフプランも含めたトータルなキャリアに関する課題まで、幅広く相談できることが特徴です。
そのため、転職するかどうかを決めていない段階や、何に悩んでいるのか自分でも整理できていない段階こそ利用がおすすめです。ここでは、キャリアコーチングの内容と進め方、転職エージェントとの違いを解説します。
キャリアコーチングの内容と進め方
キャリアコーチングでは、「今の仕事を続けるべきか」「自分の強みをどう活かせばよいか」「育児や介護と仕事をどう両立するか」など、幅広い悩みを相談できます。仕事(ワーク)だけでなく、生活(ライフ)も含めた人生トータルとしてキャリアを扱えることが特徴です。
相談したいことが明確になっていない状態でも問題ありません。漠然とした不安を言葉にしていくところから始められる点は、キャリアコーチングを利用する価値のひとつといえるでしょう。
面談では、コーチの問いかけに答えながら、現在の状況やこれまでの経験を振り返ります。そのうえで、大切にしたい価値観や希望を整理し、今後の目標や具体的な行動計画を考えていきます。
利用の形態には、1回で完結する単発の相談と、複数回にわたって継続的に支援を受ける形があります。考えを整理したい、気になっていることを一度相談してみたいという場合は、単発の相談から始めてみるとよいでしょう。また行動に伴走してほしい場合や、時間をかけて方向性を固めたい場合は、実際に取り組んだ行動を振り返り次の行動につなげていける継続利用が向いています。
転職エージェント(人材紹介)との違い
キャリアコーチングと転職エージェントは、どちらもキャリアについて相談できますが、主な目的や支援内容、費用の仕組みが全く異なります。
転職エージェントは、求人紹介や応募書類の添削、面接対策など、転職活動の支援を提供してくれます。人材紹介は、採用企業から紹介手数料を受け取るビジネスモデルであるため、求職者は無料で利用できます。
転職するか迷っている段階でも相談できますが、ビジネスモデル上、転職が成立することで収益につながる仕組みのため、転職を誘導する方向に相談が進みやすくなります。また、あくまで転職を軸とした相談であり、働き方やワークライフバランス、ライフプランの相談までは想定されていません。
一方、キャリアコーチングは基本的に有料のサービスであり、キャリアの方向性や行動につなげるための支援を受けるものです。現職でのキャリア形成や働き方の見直しなど、転職以外の選択肢も含めて相談できます。また有償だからこそ、100%相談者のためにサービスを提供してくれることがポイントです。
両者の違いを整理すると、以下のとおりです。
| 項目 | キャリアコーチング | 転職エージェント |
| 主な目的 | キャリアの方向性や選択肢、行動を明確にする | 求人を紹介してもらい、転職活動を進める |
| 支援内容 | 価値観の整理、キャリア設計、選択肢の整理、目標や行動計画の設定 | 求人紹介、応募書類の添削、面接対策、条件交渉など |
| 費用 | 有料(相談者本人が負担) | 無料(採用企業からの紹介手数料で運営) |
| 求人紹介の有無 | 原則としてなし | あり |
転職を決めているのか、求人紹介を受けたいのか、今後の方向性を整理したいのか。相談の目的に応じて選ぶことが重要です。
キャリアコーチングで得られるメリット・効果
キャリアコーチングを受けることで、キャリアに関する価値観や優先順位、選択肢を整理し、中長期の視点でキャリアの方向性を考えられます。転職以外の選択肢に目を向けたり、今の仕事に取り組む意味を見つめ直したりする機会にもなります。考えたことを具体的な行動計画に落とし込み、実行につなげやすくなる点もメリットです。ここでは、キャリアコーチングで得られる主なメリット・効果を5つ解説します。
中長期の視点でキャリアの方向性を考えられる
キャリアコーチングを受けることで、目の前の仕事の悩みだけでなく、5年後・10年後のありたい姿から、今後のキャリアを考えられます。日々の業務に追われていると、将来についてじっくり考える機会は少なくなりがちです。専門家との対話は、ライフステージの変化も見据えながら、どのような働き方をしたいか、そのためにどのような経験やスキルを身につけたいかを整理する機会になります。
例えば、将来は育児や介護と両立しながら専門性を活かして働きたいと考えている場合、現状の優先順位を整理し、今の職場で積んでおきたい経験や、学んでおきたいことを検討できます。目指す方向や今やることが明確になることで、漠然とした迷いや不安が和らぎ、前向きに取り組みやすくなるでしょう。
大切にしたい価値観を整理できる
コーチからの問いかけを通じて、これまでの経験や行動を振り返ることで、自分では気づいていなかったキャリアに関する価値観を言語化できます。仕事でやりがいを感じる場面や、働くうえで優先したいことを整理していくと、キャリアを選ぶ際の判断基準が見えてきます。また独りだと頭の中で思考や感情が堂々巡りしてしまいがちです。言葉にすることで、整理されるでしょう。軸や選択肢が明確になると、転職や異動希望、働き方の見直しといった場面でも、納得のいく選択をしやすくなります。
転職以外の選択肢も含めて検討できる
キャリアコーチングでは、現職での成長、異動希望、副業、独立など、転職以外の選択肢も含めて検討できます。転職だけに目を向けるのではなく、あらゆる選択肢をフラットに並べて考えられることは、キャリアコーチングのメリットのひとつです。
コーチとの対話のなかで、今の会社で改善できる課題と、環境を変える必要がある課題を整理できます。例えば、「今の仕事では成長できない」と感じている場合、新しい業務への挑戦や社内異動によって、希望する経験を積める可能性があります。一方、目指す仕事や働き方の実現が今の会社では難しい場合は、転職や独立なども選択肢になるでしょう。課題と実現したいことを整理することで、現状に合った選択肢を見つけ、優先順位をつけることができるでしょう。
今の仕事に意味付けをし、前向きに取り組める
コーチとの対話は、今の仕事が自分の強みや将来のキャリアにどうつながるかを振り返り、日々の業務に意味付けする機会にもなります。「同じようなことの繰り返し」と感じていた仕事に、自分のキャリアにとっての役割が見えてくることがあります。
仕事への意味付けができると、目の前の業務を経験や成長の機会として捉え直しやすくなります。例えば、日々の問い合わせ対応も、将来は商品やサービスの改善に携わりたいと考えているなら、顧客の悩みや要望を知る機会になります。自分なりの目的を持って取り組めるようになることで、仕事へのモチベーションの向上にもつながるでしょう。
具体的な行動計画を立て、実行につなげやすくなる
キャリアコーチングを受けることで、目指す方向性を考えるだけでなく、目標に向けて「何を・いつまでに・どう進めるか」を具体的な行動計画に落とし込んでいくことができます。実際の行動まで設計できる点は、キャリアコーチングの大きなメリットです。
やりたいことがあっても、何から手をつけるべきか迷い、動き出せないことは少なくありません。コーチとの対話を通じて、行動への不安や迷いを整理し、まず何から始めるかを明確にできます。
継続して相談する場合は、実行した結果や難しかった点を振り返り、計画を見直しながら次の行動につなげられます。一人で取り組むと後回しにしがちなことも、コーチとの振り返りの機会があることで、着実に前に進みやすくなるでしょう。
キャリアコーチングのデメリット・注意点
キャリアコーチングにはメリットがある一方で、利用する前に知っておきたいデメリットや注意点もあります。費用対効果の見極め、求人紹介の有無、担当者との相性、自ら行動する必要性、品質の確認など、事前に把握しておくことが、サービスを選ぶうえで重要です。キャリアコーチングのデメリット・注意点を5つ解説します。
費用に見合う効果が得られるとは限らない
キャリアコーチングは基本的に有料のサービスで、継続的な支援を受けるプランでは、費用が数十万円になるものもあります。費用をかける以上は、効果を期待したいと考える方も多いでしょう。しかし効果には個人差があり、利用すれば必ず悩みが解決したり、希望するキャリアを実現できたりするわけではありません。
効果を高めるためには、相談を通じて何を解決したいのかを整理しておくことが大切です。「今後の働き方を考えたい」「転職するかを決めたい」など、期待することを事前に伝え、目的に合った支援を受けられるかを確認することが重要です。
成果につなげるには、自ら行動する必要がある
キャリアコーチは、考えの整理や行動計画づくりを支援してくれますが、行動するのは自分自身です。相談を通じて強みや目指す方向性が明確になっても、行動しなければ仕事や働き方の変化にはつながりません。
成果につなげるためには、相談で得た気づきや決めたことを、自ら行動して実現することが必要です。実践して、うまくいったことや難しかったことを振り返りながら、次の行動を考えていくことが重要です。
求人紹介は受けられない
キャリアコーチングは、自己理解やキャリアの方向性を整理する支援が中心です。求人紹介は基本的に含まれません。転職を決めていて、求人紹介や応募書類の添削、面接対策といった転職支援を受けたい場合は、転職エージェントを利用しましょう。
なお一部に「転職支援」を専門とするキャリアコーチングサービスもあり、人材紹介会社と連携している場合もあります。求人紹介まで含めて相談したい場合は、そうしたサービスを選ぶ方法もあるため、事前に支援内容を確認しておくことが重要です。
担当者との相性や専門性によって効果が変わる
キャリアコーチングは対話を通じて考えを深めていくサービスであるため、担当者との相性も効果に影響します。相性が合わないと本音を話しにくく、相談内容への納得感も得られにくいため、期待した効果が得られない場合があります。
また、コーチの得意分野や支援経験が、相談したい内容に合っているかも重要です。例えば、管理職としての悩みを相談したい場合と、育児と仕事の両立を考えたい場合では、求める知識や助言が異なります。コーチ自身が相談テーマに詳しくなければ、状況を踏まえた的確なアドバイスをしてもらうことは難しいでしょう。そのため、経歴や支援経験を確認しておくことが大切です。
品質を見極めにくい
「キャリアコーチ」を名乗ることに制約はなく、極端にいえば誰でもキャリアコーチングは提供できます。国家資格である「キャリアコンサルタント」とは異なり、資格や実務経験がなくても活動できるため、提供者・サービスによって品質に差が出やすいのが実情です。
そのため、利用する側が品質を見極める必要があります。目安のひとつは、キャリアに関する国家資格であるキャリアコンサルタントやキャリアコンサルティング技能士、民間資格ではありますが複数存在するコーチング資格などの資格です。資格があれば、理論的な専門性を担保する材料になります。
資格とあわせて、経歴やキャリア支援実績、主な対象層なども確認しておくことが重要です。資格と実績の両面から、自分の相談内容に対応できる相手かどうかを判断するとよいでしょう。たとえば、大学生の就職支援、ハローワークでの求職者支援、人材紹介会社での転職支援、キャリアコーチング、これらは同じキャリア支援でも、かなり対象・実施内容が異なります。単純な支援人数よりも、どんな人を対象にキャリア支援してきたかをしっかり確認しましょう。
キャリアコーチングの利用が向いている人
キャリアコーチングは、将来のキャリアへの不安がある人、転職や異動などの選択に迷っている人、ライフステージの変化で働き方を見直したい人、やりたいことがあるのに動き出せない人などにお勧めです。また上司や人事にはいきなり話しにくい悩みを相談する場としても活用できます。ここでは、キャリアコーチングが向いている人を6つのタイプに分けて解説します。
将来のキャリアに不安がある人
将来に対する漠然とした不安や現状への不満があり、今の職場で働き続けるべきか迷っている人には、キャリアコーチングが向いています。「このままでいいのだろうか」と感じていても、何が気になっているのかを自分だけで整理するのは難しいこともあるでしょう。
コーチとの対話を通じて、迷いの原因や大切にしたいことを言語化していくと、今後の方向性が明確になります。方向性が定まることで、漠然とした不安を抱える状態から抜け出し、今できることを考えて前向きに行動しやすくなるでしょう。
キャリアビジョンや価値観を明確化したい人
「将来どのような仕事や働き方をしたいか漠然としている」といった人にも、キャリアコーチングは向いています。これまでの経験や成果を振り返るなかで、自身の価値観、大切にしたい軸を明確化できます。
キャリアビジョンについても同様です。コーチとの対話を通じて言語化したり、質問に答えていくなかで、これまでぼんやりとしていた将来像も明確になっていくでしょう。
転職・異動・副業などの選択に迷っている人
転職や異動の希望、副業など、気になる選択肢はあるものの、どれを選ぶべきか決めきれないときにも、キャリアコーチングはおすすめです。選択肢が複数あると、それぞれのメリット・デメリットを比べるだけでは答えが出ず、考えが堂々巡りになりがちです。また、この状態で転職エージェントを利用することはあまりお勧めできません。
コーチとの対話を通じて、今後の方向性や実現したいこと、働くうえでの希望・条件を明確にし、各選択肢と照らし合わせて考えることができます。自分の価値観や大切にしたいことが軸になるため、納得できる選択につなげやすくなるでしょう。
ライフステージの変化に合わせて働き方を見直したい人
結婚・出産・育児・介護などのライフステージの変化は、仕事と生活の両立や今後の働き方を見直すきっかけになります。生活が変化する中で、これまでと同じ働き方を続けるのが難しくなり、仕事をどう位置づけるべきか悩む人も多いでしょう。こうした悩みも、キャリアコーチングでの相談に向いているテーマです。
コーチとの対話を通じて、生活の変化を踏まえた優先順位や、仕事で実現したいことを明確にできます。「今は家庭の時間を優先しつつ、将来的には希望するキャリアに向けた準備を進めたい」といったように、目の前の両立だけでなく中長期のキャリアも見据えて、自分に合った働き方を考えられるでしょう。
やりたいことを行動に移せずにいる人
やりたいことはあるものの、何から始めればよいかわからず、行動に移せていない人にとって、キャリアコーチングは最初の一歩を踏み出すための後押しになります。目標が漠然としていたり、未経験の領域であったりすると、どんな準備をすれば良いかがわからず、悩んでいる間に時間だけが過ぎてしまいがちです。
コーチとの対話を通じて、行動を妨げている課題や必要な準備を明確にし、目標に向けて具体的に何をするかを考えることができます。情報を集める、経験者の話を聞くなど、今できる小さな行動から決めていくことで、行動に移しやすくなるでしょう。
上司や人事に本音で相談できていない人
職場の人間関係や評価、業務量、今後のキャリアなどに悩んでいても、上司や人事には本音を話しにくく、相談できていない人も多いでしょう。「評価に影響するのではないか」「職場の人間関係が悪くならないか」と気になり、相談をためらっている人にも、キャリアコーチングは向いています。
社内の利害関係も人間関係もないキャリアコーチには、職場では言いにくい不満や迷いも率直に話しやすくなります。本音を言語化し、コーチの問いかけを通じて状況を客観的に捉えることで、今の職場でどう対処していくか、方向性を考えられるようになるでしょう。
キャリアコーチングの料金相場
キャリアコーチングの費用は、単発で相談するか、継続的なサポートを受けるのかなど、面談回数やサポート期間によって異なります。
複数回の面談やチャット相談を含むコースでは、3〜6か月で30万〜60万円前後になるものも多く、転職活動から入社後まで長期間支援するプランでは100万円を超える場合もあります。一方、1回単位で利用できるサービスもあり、単発相談であれば1回数千円〜1万円程度が目安です。
利用形態ごとの費用感の目安は、以下のとおりです。
| 利用形態 | 費用の目安 | サポート期間 | 主な支援内容 |
| 単発相談 | 1回1万円 | 1回単位 | 悩みや課題の言語化、キャリアの方向性や次の行動の検討 |
| 継続支援のコース | 30万〜60万円 | 3〜6か月程度 | 自己理解、目標設定、行動計画の作成・振り返り、チャット相談など |
| 転職活動から入社後までの長期支援 | 100万円を超える場合も | プランによって異なる | キャリアの方向性の検討に加え、応募・選考対策、入社後のフォローなど |
※費用・期間・支援内容はサービスやプランによって異なります。入会金などが別途かかる場合もあります。
初めてキャリアコーチングの利用を考えている場合は、まず単発で相談し、必要に応じて継続を検討する方法もおすすめです。1回の相談でも、コーチとの対話を通じて悩みを整理し、次に何をすべきかを考えるところまで進められます。実際に話してみることで、対話の進め方や担当者との相性も分かるため、自分に合うかどうかを判断しやすくなるでしょう。
料金だけで判断せず、面談回数・サポート期間・支援内容を確認し、自分の悩みや相談目的に合ったサービスを選ぶことが重要です。
自分に合うキャリアコーチングの選び方
キャリアコーチングを選ぶ際は、相談したいテーマへの対応やコーチの経歴・相性、費用や契約条件を確認することが大切です。サービスによって得意分野や利用の仕組みが異なるため、自分の相談目的に合っているかを確かめましょう。また、合わないときに変更できるかどうかも、事前に確認しておきたい点です。キャリアコーチングを選ぶ際に、確認しておきたいポイントを紹介します。
相談したいテーマに対応していること
キャリアコーチングは、自己理解、キャリアの方向性、現職での悩み、働き方の見直しなど、サービスによって得意とするテーマが異なります。とくに「転職」を軸としたキャリアコーチングも多いため、転職支援が中心のサービスなのか、キャリア全般を扱うサービスなのかを見極めることが大切です。
自分が相談したい内容に対応しているかどうかは、公式サイトのサービス内容や相談事例を確認し、判断が難しい場合は事前に問い合わせるとよいでしょう。
相談したいことがまだ明確でない場合は、漠然とした悩みや不安を言語化するところから支援してもらえるかを確認しておくと安心です。また、転職を前提とせず相談したい場合は、現職を続ける選択肢も含めてフラットに相談できるサービスかどうかを確認する必要があります。
相談したいキャリアコーチがいる
コーチングの本質は、問いかけを通じて本人の考えを引き出すことにあるため、コーチと相談者の間に共通項がある必要はありません。ただ、キャリアコーチングの場合は、自分の現状や希望を理解してもらえる下地があるほうが、相談はスムーズに進みます。
例えば、近い業界・職種で働いた経験や、育児・介護と仕事を両立した経験、マネジメント経験などがあるコーチなら、その状況ならではの悩みを共有しやすいでしょう。
そのため、サービスを選ぶ際は、相談するキャリアコーチを指名できるか、各コーチの経歴や得意分野を確認できるか、といった点も大切なポイントになります。
キャリアコーチと合わないときに変更できること
キャリアコーチングは対話を通じて支援するサービスであるため、キャリアコーチの能力に加えて、性格的な相性も効果を左右します。経歴や実績が申し分なくても、「話していて緊張してしまう」「考えを否定されているように感じる」といった相手では、本音を話しにくくなります。そのため、体験相談や単発相談などを通じて、本音を話しやすいか、自分の考えや価値観を尊重してくれるかを確認できるとよいでしょう。
継続利用を考えている場合は、相性が合わなかったときに別の担当者へ変更できるかを、事前に確認しておくことが重要です。変更できるタイミングや回数、追加費用の有無といった条件まで把握しておくと、安心して利用しやすくなります。
費用や契約条件が明確で、無理なく利用できること
キャリアコーチングを選ぶ際は、費用に含まれる支援内容と契約条件が明確になっているかを確認しましょう。面談回数や1回の相談時間、チャット相談の有無に加え、入会金や追加費用までかかる費用と受けられるサービスをきちんと把握しましょう。
契約条件についても、支援期間や利用期限、途中解約・返金の条件を事前に確認しておくことが重要です。とくに継続支援のコースは契約期間が長くなるため、途中で状況が変わった場合にどうなるかを把握しておくと、安心して申し込みやすくなります。
そのうえで、自分の予算や生活に無理のない範囲で利用できるかを検討することが大切です。費用の負担が大きすぎると、相談そのものに集中しにくくなることもあります。不明な点は事前に問い合わせ、費用と利用条件の両方に納得したうえで申し込むようにしましょう。
キャリアコーチングなら「Kakedasキャリア相談」がおすすめ
「資格を持つ専門家に相談したい」「転職や異動、副業なども含めてフラットに相談してみたい」「まずは1回試してみたい」。そうした方におすすめなのが、Kakedasキャリア相談です。
Kakedasキャリア相談は、国家資格キャリアコンサルタントのみが登録する国内最大級のキャリア相談プラットフォームです。利害関係のない第三者に、転職に限らず今後のキャリアを幅広く整理でき、多様な経歴を持つ専門家の中から相談相手を自分で選べます。また、単発でも継続でも利用が可能です。
ここでは、Kakedasキャリア相談の主な特徴を4つ紹介します。
全員が国家資格キャリアコンサルタント|国内最大級の登録者数
Kakedasキャリア相談で面談を担当するのは、全員が国家資格キャリアコンサルタントです。Kakedasには累計5,005人(2026年8月5日時点)の有資格者が登録しており、国内最大級の規模を誇ります。
登録しているキャリアコンサルタントの経歴はさまざまです。営業やマーケティング、管理部門、エンジニア、研究職など幅広い業界・職種の経験者が在籍しています。マネジメントや海外駐在、副業、独立、出産・育児など、働き方やライフイベントの面でも多様な経験を持つキャリアコンサルタントが登録しています。
そのため、「同じ職種を経験した人に話を聞いてほしい」「ITエンジニアの仕事を理解している人に相談したい」「育児と両立しながら働いてきた女性に相談したい」というように、業界特有の悩みからライフステージに応じた働き方まで、自分の状況を理解してくれる専門家を見つけやすいことが特徴です。
自分に合うキャリアコンサルタントを選べる
Kakedasキャリア相談では、相談相手を相談者自身が選びます。事前の診断で性格特性を分析し、結果をもとにシステムが相性の良いキャリアコンサルタントを10名提案します。プロフィールや経歴を見比べたうえで、その中から1名を指名する流れです。
また経歴やキャリア経験などのキーワードで検索して相談相手を見つけることもできます。「マネジメント経験のある人の意見を聞きたい」「同じ業界を知っている人に相談したい」など、それぞれの希望に合わせて選べるため、話しやすい相手に出会いやすくなります。自分で選んだ相手だからこそ、本音を話しやすいという声も少なくありません。
相談後は、同じキャリアコンサルタントに継続して相談することもできます。別の視点を求めたい場合や、合わないと感じた場合は、次回から別の相談相手に変更することも可能です。
転職を前提とせず、キャリア全般を相談できる
Kakedasキャリア相談は、転職を前提とせずに相談できることも特徴です。人材紹介サービスは行っておらず、転職への誘導は一切ありません。「転職したほうがよいのか判断がつかない」「今の仕事を続けるべきか迷っている」といった方も、国家資格キャリアコンサルタントとの対話を通じて課題を整理し、自分が納得できるキャリアの方向性を見つけていけます。
相談できるテーマは、転職に限りません。現職でのキャリア形成や社内異動、副業、独立、ワークライフバランスの見直しなど、キャリアに関わることを幅広く扱います。転職はあくまで選択肢のひとつとして、ほかの可能性も含めてフラットに検討できます。
相談したい内容がまとまっていなくても問題ありません。話しながら考えを整理していけるため、漠然とした状態からでも利用できます。「転職するかどうか決めていない」「今の会社でできることも含めて考えたい」という方にとって、悩みを整理する場として活用しやすいでしょう。
1回から利用できるチケット制の料金プラン
Kakedasキャリア相談の料金は、チケット制です。初めての方も、実際に面談を受けてから継続するかを判断できます。複数回のチケットも用意されており、相談の目的に合わせて選べます。
・1回チケット:9,800円
・2回チケット:17,000円(1回あたり8,500円)
・4回チケット:30,000円(1回あたり7,500円)
・6回チケット:42,000円(1回あたり7,000円)
※金額はいずれも税込
面談は1回60分で、すべてオンラインで完結します。「まず1回試してみて、合いそうなら続ける」という使い方ができるため、キャリアコーチングが初めての方でも取り組みやすい料金体系です。
(料金について詳しくはこちらのページをご覧ください)
Kakedasキャリア相談(キャリアコーチング)の利用事例
Kakedasキャリア相談を利用した方からは、「自分の強みに気づけた」「将来に向けて何をすればよいかが見えた」「仕事とプライベートの両方を整理できた」といった声が寄せられています。
ここでは、実際にKakedasキャリア相談を利用した方から寄せられた声を3つ紹介します。
仕事や日常の経験を振り返り、自分の強みに気づけた
仕事での行動や、日常で自然にできていることを振り返ることで、自分の強みに気づき、今後のキャリアに活かしたいと感じた方の事例です。
「ありがとうございました。最近取り組んだ仕事を振り返りながら、何を考え、どんな行動をしたのか、またプライベートでも苦にならず自然にできていることに着目することで、自分の強みを見つけることができて良かったです。今後も自分の強みを意識し、より活かせるキャリアを築いていきたいと思います。」
出典:Kakedas利用者の声「自分の強みを見つけることができた」
将来の目標と、最初の一歩を考えるきっかけになった
漠然とした相談の中から、長期の目標に至るまでの中期目標や、まず取りかかるべき課題に気づき、前向きにキャリアプランを考えられるようになった方の事例です。
「漠然としたご相談にも関わらず、理解と共感を示して傾聴いただき、長期目標の手前の中期目標、更にその手前の「はじめの一歩」の課題感について気づきをいただきました。能動的にキャリアプランを策定することを愉しめそうです。曖昧なアウトプットにも、否定することなく受け止めていただきありがとうございました。」
出典:Kakedas利用者の声「能動的にキャリアプランを策定することを愉しめそうです」
仕事とプライベートの両面から、今後のキャリアを整理できた
結婚や子育てを経験しながらキャリアを重ねてきたキャリアコンサルタントとの対話を通じて、自身の価値観や固定観念を見直し、プライベートとキャリアの両方を整理できた方の事例です。
「ご相談させていただきありがとうございました。結婚や子育てをしながらキャリアを積まれている方で、私の価値観や固定概念を広げていただくとても貴重な機会となりました。普段1時間の中でなかなか整理しきれないことも多い中で、1時間でプライベートとキャリアの両方を整理することができ、大変感謝をしております。また是非ご相談させていただければと思います。」
出典:Kakedas利用者の声「1時間でプライベートとキャリアの両方を整理」
Kakedasキャリア相談のご利用の流れ
Kakedasキャリア相談は、以下の流れで利用できます。
1.診断テスト
相談者の性格特性を分析し、相性の良いキャリアコンサルタントを抽出するための診断テストを受けます。
2.分析
診断結果をもとに、相談者とキャリアコンサルタントとの相性が分析されます。
3.相談相手の提案・選択
価値観の相性の良いキャリアコンサルタント10名が提案されますので、それぞれのプロフィールや経歴を確認し、自分で相談したい相手を選びます。提案された以外のキャリアコンサルタントをキーワードや年代、キャリア経験等で検索することも可能です。
4.相談開始
指名したキャリアコンサルタントとチャット上で面談の実施日時を調整し、オンラインでキャリア相談を行います。
申し込みから相談までオンラインで完結し、自分の連絡先がキャリアコンサルタントに公開されることはありません。利用手順もシンプルなため、キャリアコーチングを初めて利用する方でも迷わずに進められます。
Kakedasキャリア相談に関するよくある質問(FAQ)
相談したいことがまとまっていなくても利用できますか?
はい、利用できます。漠然とした悩みや不安がある段階でも問題ありません。
キャリアコンサルタントとの対話を通じて、自分が何を考えているのか、何を相談したいのかを少しずつ明確にしていけます。うまく言葉にできない状態からでも、話しながら整理していくことができます。
転職する予定がなくても利用できますか?
転職の予定がなくても利用できます。今の職場でのキャリア形成や人間関係、マネジメント、仕事と生活の両立など、幅広いテーマを相談できます。Kakedasキャリア相談では転職支援を行っていません。具体的な求人の紹介や応募・選考のサポートを希望する場合は、転職エージェントなどの利用をご検討ください。
自分と近い業界・職種の経験がある人に相談できますか?
はい、相談できます。プロフィールや経歴を確認し、自分と近い業界・職種の経験を持つキャリアコンサルタントを選べます。相性に基づいて提案される候補から選ぶほか、キーワード検索で希望する経験を持つ相手を探すことも可能です。
これまでの職務経験や得意な相談テーマを参考に、自分の状況や悩みを共有しやすそうな相手を検討するとよいでしょう。
担当者との相性が合わなかった場合、変更できますか?
はい、変更できます。複数回利用する場合は、次回以降の面談で別のキャリアコンサルタントを選べます。「本音を話しにくかった」「別の視点からも意見を聞きたい」と感じたときは、相談相手を選び直すことが可能です。
もちろん、相性が合うと感じた相手に継続して相談することもできます。話しやすさや相談したいテーマに合わせて、自分に合った利用方法を選べます。
何回くらい利用するとよいですか?
相談内容や目的によって異なります。1回の相談で気づきを得られる場合もあれば、継続して相談することが役立つ場合もあります。Kakedasキャリア相談は1回から利用できます。まずは1回相談してみて、必要に応じて継続を検討する進め方がおすすめです。
まとめ
キャリアコーチングは、コーチとの対話を通じて自分の強みや価値観を整理し、今後の方向性や具体的な行動を考えるための支援です。転職するかどうかに限らず、今の仕事への向き合い方や、生活の変化に応じた働き方についても相談できます。
利用を検討する際は、相談したいテーマに対応しているか、コーチとの相性や費用が自分に合っているかを確認することが大切です。
Kakedasキャリア相談では、多様な経歴を持つ国家資格キャリアコンサルタントの中から、自分に合う相手を選んで相談できます。1回から利用できるため、まずは今抱えている悩みを言葉にするところから活用してみてはいかがでしょうか。
サービスの詳細は、Kakedasキャリア相談の公式ページをご覧ください。
Kakedasキャリア相談は、回数制のチケットを購入して利用する仕組みです。1回・2回・4回・6回のプランがあり、自分のペースで利用できます。料金やチケットの詳細はこちらのページをご覧ください。
まとめ
キャリア相談サービスは、転職だけでなくキャリア全般の悩みを専門家に相談できるサービスです。終身雇用の前提が崩れ、働き方の選択肢が広がった今、キャリア形成の方向性を第三者と一緒に考えられる場として注目されています。
サービスを選ぶ際は、相談目的に合ったタイプを選ぶこと、担当者の資格や実績を確認すること、自分のペースで利用できる仕組みかどうかをチェックすることが大切です。
Kakedasキャリア相談は、国家資格キャリアコンサルタントに転職前提ではないフラットな相談ができるサービスです。キャリアの悩みは一人で抱え込んでいても解決しにくいからこそ、利害関係のない専門家に話してみることが、前に進む第一歩になります。「仕事のモヤモヤを誰かに話してみたい」と感じている方は、ぜひ一度試してみてください。

