INTERVIEW
今回登場されるのは、エンジニア時代の知見を活かし、さまざまな案件に参画されている松本裕樹さんです。エンジニアからキャリアコンサルタントに転身し、本格的に活動していこうと思ったタイミングでKakedasやKakedasWorksと出会った松本さん。Kakedasに登録した理由や、実際に利用して感じたKakedasWorksの魅力、案件を通して得られた経験について伺いました。
プロフィールについて教えてください
私は約20年、IT業界に身を置き、プログラマーやシステムエンジニア、プロジェクトマネージャーなど、さまざまな業務やポジションを経験してきました。キャリアの途中からは組織マネジメントを任される立場になり、新卒採用や中途採用、人材育成なども経験しました。
「人」と関わる業務のウェイトが増していくうちに「HR領域の仕事にシフトしたら面白いかもしれない」と思うようになりました。そして、コロナ禍の2020年頃にエンジニアをいったん辞め、キャリアコンサルタントの国家資格を取得しました。
その後、セカンドキャリアアドバイザーやファイナンシャルプランナーなど、人に関わる資格を複数取得したのち、2024年に個人事業主として開業。エンジニアの仕事も再開しつつ、キャリアコンサルタントとしての仕事を本格的にスタートしました。
Kakedasに登録したきっかけは何でしたか?
キャリアコンサルタントの仕事を探しているときに、Kakedasをインターネット検索で見つけました。キャリアコンサルタントが登録するようなサービスは無数にありますが、Kakedasに登録したのには明確な理由があります。それは、公式サイトにビジョンとして掲げられている「人生の主人公を増やす。」の対象に、相談のインフラを利用する側(相談したい人)だけでなく、相談の支援を提供する側(私たちキャリアコンサルタント)も明確に含まれているという点です。この観点は他のサービスと大きく異なる点だと思います。
キャリアコンサルタントは国家資格が必要な職種ではありますが、全ての人が人生で必ず関わるわけではありません。私たちの支援が特に必要ない人、キャリアコンサルタントに関わらない人もいるでしょう。だからこそ、キャリアコンサルタントの立ち位置やキャリアも重要視してくれる点に惹かれ、Kakedasに登録することにしました。
KakedasやKakedasWorksの使い勝手はいかがでしょうか?
元エンジニアなので、ついサービスのシステム面が気になってしまうのですが、Kakedasのプラットフォームは定期的にアップデートされ、どんどん使いやすくなっていると感じています。
例えば、過去のアップデートで、登録キャリアコンサルタントの情報ページに「経験タグ」表示が追加されました。これまで、キャリアコンサルタントの経歴を確認する際は、ページ下部までスクロールする必要がありました。しかし、この「経験タグ」がページ上部に表示されるようになったことで、相談したいキャリアコンサルタントがより見つけやすくなったと思います。

また先日は、キャリアコンサルタント情報の管理画面に「ユーザー側のプレビュー画面」を閲覧する機能が搭載されました。これにより、自分の登録ページがクライアント側からどう見られているのか分かりやすくなりましたね。
このプラットフォームはさまざまなクライアントとの重要な接点ですから、それが継続的に適切に改善されている点にはとても好感が持てます。
KakedasやKakedasWorksを通し、さまざまな案件でご活躍されています。どのような案件に参画し、どのような経験を得られましたか?
私は、Kakedasで利用企業の従業員の皆さまのキャリア相談を担当すると同時に、KakedasWorksでもさまざまな案件に携わってきました。直近では、エンジニアのキャリアコーチ、大学で開催される就職相談会・登録会での講師サポート、大学のキャリアセンターでのキャリア支援などに参画しています。
これまでのキャリアを活かせた案件としては、エンジニアのキャリアコーチ業務が挙げられます。この案件では、現役のエンジニアがさらなるスキルアップを求めていくつかの講座を受ける過程に併走し、キャリア面談を行いました。若いエンジニアたちの将来やキャリアについて共に考え、私自身の経験やエンジニアやキャリアに関する最新情報を踏まえて支援できたことは、とても良い経験でした。
とりわけ思い出深いのは、支援しているエンジニアとロールモデルについて話していた際のことです。彼から私のキャリアについて質問されて紹介したのち、「松本さんのキャリアを真似してもいいですか?」と言われたときには、「エンジニア×キャリアコンサルタント」というキャリアを歩んでいてよかった、と思いましたし、素直に嬉しかったです。
KakedasやKakedasWorksを利用してみて、松本さん自身のキャリアイメージにどのような変化がありましたか?
KakedasやKakedasWorksでの仕事は、私が思い描いていたキャリアイメージを良い意味で崩してくれました。
エンジニアからHR領域へとキャリアを大きく転換したばかりの当時は、「せっかく国家資格を取ったんだから、キャリアコンサルタントとしての経験を積まなければ」、「せっかくなら、これまでのエンジニア経験も活かさなければ」といったある種の思い込みがありました。もちろん先ほどお話ししたエピソードのように、「エンジニア×キャリアコンサルタント」として過去のキャリアを活かせたことはありますし、いまも自身の経験は活かしていきたいと思っています。
そんな思い込みがありながらも 、KakedasWorksで多種多様な案件に携わっていくうちに、「過去の経験や“キャリアコンサルタントならではの業務”だけに縛られることなく、多様な仕事でキャリアの幅を広げていくことの楽しさ」を感じるようになっていました。
そのきっかけは、大学での就職相談会・登録会における講師サポートを担当したことです。これはいわゆる“キャリアコンサルタントらしい仕事”ではありませんが、多くの講師と関わり、いまの学生さんの考えに触れていくなかで、さまざまな気づきを得ることができました。講師サポートという業務も、意外と自分にマッチしていました。
引き続きキャリアコンサルタントとしての経験や実績を積んでいく点は変わりありませんが、自身のキャリアについて考える良いきっかけをもらえました。
松本さんにとってのKakedasやKakedasWorksの仕事のやりがいについて、教えていただけますか?
KakedasやKakedasWorksの仕事によって得られた多様な経験を通して、私自身の可能性を広げられることが、大きなやりがいにつながっています。
私は元々「さまざまな経験を通じて、生涯ずっと成長し続けたい」という思いを持って働いてきました。結果として、現在はパラレルキャリア的な働き方をしていますが、Kakedasでの経験は自身の生き方への思いをより一層強くしてくれたと思っています。
また、私が今キャリアコンサルタントとして支援業務に従事しているのは、これまで自分を育ててくれた諸先輩方や同僚、お仕事で関わった方々への“恩返し”の気持ちもあります。これからもKakedasやKakedasWorksを通じてキャリア支援を提供することで、今まさに現役で働いている方々、これから働こうとする方々に“恩送り”していけたらと思っています。
松本さん、貴重なお話をありがとうございました!