INTERVIEW
Q.どのような課題感から、Kakedasのようなサービスの導入を検討されましたか?
広島銀行では、女性活躍推進の一環として、過去10年にわたりマネジメント層への積極登用を行ってきました。しかし、その過程で見えてきたのが「若手層の育成」という大きな課題です。特に30歳前後の女性従業員が、結婚や育児といったライフイベントを機に「キャリアブレーキ」をかけてしまう傾向が顕著でした。
そこで実施を検討したのがキャリア面談です。私自身、キャリアコンサルタントの資格を10年以上前に取得しており、その重要性を理解していました。また、過去にはエグゼクティブ向けのコーチングを実施したこともありますが、大勢いる若手層への実施にはコスト面でのハードルが高いこともあり、キャリア面談のほうが実現しやすいだろうと考えていました。
加えて、社内の人事担当者には話しにくい本音でも、外部のキャリアコンサルタント相手であればさらけ出せるという点も有効だと思いました。
Q.Kakedasを導入した理由を教えていただけますか?
Kakedasの存在は、親会社であるジェイック執行役員の方から教えてもらいました。かつてキャリアカウンセリングは、企業内での活用が進んでいない領域でした。しかし今回Kakedasの仕組みを聞き、「ついにキャリアカウンセリングがこれほど身近に、戦略的に活用できる時代が来たのか」と感銘を受けたものです。
Kakedasのサービスなら、質の高いキャリアコンサルタントによる1対1の面談を、研修に近いコスト感で大規模に実施できます。この「圧倒的な網羅性と専門性の両立」が、当グループのニーズに合致しました。
またKakedasは、ジェイックのキャリア研修と連携させやすいという利点もあり、相乗効果を考慮して面談と研修の両方を依頼しました。
Q.どのような方を対象に、Kakedasの面談を実施されましたか?
今回は入社7年目の女性従業員全員を対象に、キャリア研修と面談をセットで実施しました。女性従業員たちがキャリアにブレーキをかけてしまう前の段階で、今後に必要なマインドセットを知り、自身のキャリアについて考える機会を作りたかったからです。
具体的には、まず研修で「なぜ自律的なキャリアが必要なのか」といった内容をレクチャーし、次に個別面談で「自分はどのようなキャリアを積み重ねたいのか」を具体化できるようにしました。この一連の流れが、行動変容に最も直結すると考えていました。
Q.面談を受けられた方の反応をお聞かせいただけますか?
非常にポジティブな変化が見え始めています。研修と面談を終えた後のアンケートでは、ほぼ100%の参加者が「自分の言葉でキャリアプランをしっかり上司に伝えることができた」と回答しました。
また、参加した従業員からは「結婚や出産があっても着実に成長し、上のポジションを目指したい」「今までこのままでいいと思っていたけれど、昇進・昇格に挑戦したい」といった感想が多く集まりました。加えて、彼女たちの上司からも「本人の意欲的な姿勢を感じるようになった」「自分の意見をはっきり伝えてくれるようになった」などの声が寄せられ、狙い通りの反応が得られています。
Kakedasからのフィードバックレポートでも、「今の仕事に不満はないが、このままでいいのかという漠然とした不安」を抱えていた層に対し、適切なタイミングでアプローチできたことが裏付けられました。彼女たちが自分の中にある「キャリアへの意欲」を再確認し、それを言語化できたことは、組織にとって大きな財産になると感じています。
Q.Kakedasのサポート体制や対応についてどう評価されていますか?
伴走してくれている担当者の、きめ細やかで柔軟な対応には非常に助けられています。
私自身、人材育成の仕事に長く従事しており、自社なりのこだわりや「こうしたい」というアイデアが多くあります。そのため、パッケージプログラムをそのまま当てはめるような形では納得感を得にくいのですが、Kakedasは当社の複雑な背景や私のこだわりを深く理解し、研修を含めたオーダーメイドのプログラム構築に協力してくれました。
こちらの要望をただ聞くのではなく、共に良いものを作り上げようというパートナーとしての姿勢に、深い信頼を寄せています。
Q.今後、Kakedasをどのように活用していきたいとお考えですか?
今回のようなキャリア自律に資する取り組みを、一部の選ばれた人だけではなく、特定の世代全員に網羅的に提供していきたいので、来年度以降も継続して活用する予定です。
次回は、入社4年目から7年目までの若手層に対し、4世代一気にこのプログラムを導入したいと考えています。「この世代の人は全員が自分のキャリアを自ら構築できる」といった状態にするのが目標です。
Q. Kakedasの特徴や強みはどのような点だと感じていますか?
Kakedasの最大の強みは、キャリアカウンセリングという専門性の高いサービスを、取り組みやすいコスト感で大規模に提供できる点だと感じています。
世の中にキャリアコンサルタントは増えていますが、企業が戦略的に活用できている例は多くありません。しかしKakedasには多くのキャリアコンサルタントが登録しており、AIマッチングなどの仕組みも導入することで、質の高いカウンセリングを提供しています。
また、単に「面談の場」を提供するだけでなく、研修によるマインドセットと連動させることで、その効果を最大化できる点も特徴です。外部のプロによる客観的な視点は、各人が自身のキャリアを言語化する上で、よい後押しになったのではないでしょうか。
Q.どのような企業・担当者の方に、Kakedasの利用をおすすめしたいですか?
「従業員のキャリア自律を促したい」と考えているすべての企業や担当者におすすめしたいです。「人材の成長をさらに後押ししたい」「ライフイベントを機にした意欲減退に悩んでいる」といった悩みにも、しっかりとアプローチしてもらえるでしょう。
また、セルフキャリアドックの観点から、人材それぞれの声に耳を傾ける仕組みを組織に組み込める点でも有用だと感じます。
Kakedasを導入することで「外部の専門家による1対1の対話」が持つ突破力を体験していただきたいですね。